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        2007-12-26        ファンタスティック!チェコアニメ映画祭2007(3)

(2)の続きです。

3、マツォワレ&ドウブラヴァ監督+ボルン美術担当作品について
とても良い味を出していたのが、H・マツォワレ&H・ドウブラヴァ監督+アドルフ・ボルン美術の三作品です。なかでも最高なのが『ナンセンス』(1974、Cプログラム)。ボルンの描画スタイルは、微妙に震える線を内在させた、不定形のようで定型の造形をしていて、プリート・パルンの初期作品を思い出させもします。その不安定さが、この作品ではうまく利用されています。『ナンセンス』は、空想癖のある少年をめぐる物語なのですが、そんな彼の空想は、不定形をした極彩色の、なんとも実体を捉えがたい変容する模様が口や鼻や耳から沸き出してくることで表現されています。両親は、そんなわけのわからないモヤモヤ模様はけしからんと、空想の出口に詰め物をして禁止するのですが、そういった空想が高い値段で売れるとわかると一転して、子どもに空想を強要させます。はじめのうちは不定形の空想を自由に楽しく次々と生み出していった少年ですが、両親たちに強制されていくにつれ、その形は次第に幾何学的なものとなり、色もくすんでいきます。物語の図式自体はありふれたものですが、空想のかたちを不定形で変容するグラフィックとして表現したところに、アニメーションでしか可能でないこの作品の素晴らしさがあります。
『妄想癖』(1984、Dプログラム)や『鳥になった生活』(1973、Bプログラム)も、多少図式的すぎるところもありますが、よくできた作品です。『劣等感』(1981、Bプログラム)は、これ以外の三作品に共通していた「空想と現実」の対立図式を立てずとも、このコンビは安定して面白い作品をつくることができるということを証明してくれる良作です。

(4)に続きます。

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土居

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