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        2010-03-29        TOKYO ANIMA!は素晴らしかったです(1)

アニメーション作家藤田純平発案のもと開催されたTOKYO ANIMA!、図らずもインディペンデント・アニメーションの中心的な上映場所になりつつある国立新美術館の講堂にて3/27、3/28の二日間、Boot upと副題も付けられた第一回が開催されました。初めの頃は会場が新美であることへの違和感などいろいろと疑問点があったのですが、実際に二日間通ってみたところ、そういったものはかなり払拭され、個人的に非常に楽しめました。

何が一番素晴らしいかといえば、誰かからの救い待ち、みたいな雰囲気が否めなかった日本のインディペンデント・アニメーション界隈において、作家側からの大規模なアクションが起こったことだと思います。なんだかんだいったって、自分たちのアニメーションについて一番切実に考えることができるのは自分たちなわけで、自分たちが不満ややりにくさを感じるのだったら、誰も何もしてくれないと愚痴を言うよりは不満ややりにくさを解消する方策を自分たちでとればいいわけで。なんらかの団体としてかちっとしてしまうよりも、ある程度の恣意や偏りがあったうえで、ある程度の緩やかさをもって作家たちが集められ、「どうですか?」とばかりに、仲間内上映会に留めずに、アートナイトの一角に場所を据えて外へと問いかけを行うこと、非常に有効だったと思います。お客さんの数も凄まじく、熱気を感じました。エキサイティングな場でした。(ちょっと誉めすぎ?)

なによりもシンポジウムが良かった。アヌシー、ザグレブとコンペ選考結果が発表されたばかりの時期にジャストの人選(加藤久仁生、大山慶、水江未来)に、一瞬「?」がよぎったものの、終わってみれば絶妙のマッチングと違和感が混ざりあうトークが展開されるための(言い方は悪いですが)触媒となったゲストの方々。大山慶、水江未来という「話せる」作家が的確に言いたいことを言い放っていた――短編を観る文化の欠如、世界の大勢を見通す視点の欠如と、それを補うための(レーベルを作るというアイディアを含めた)方策――のも非常に素晴らしかった。

このイベントは、00年代に用意された積み重ねられてきたものが新たな展開を迎えるための分岐点的なものになるんじゃないかと思います。タマグラに偏っていたのも別にいいと思います。30作品、総じて面白かったです。この規模のイベントが成立するだけの(余力も残していると思います)質と量とが日本のインディペンデント・アニメーションには用意されていたのだ、ということです。今年、藝大の一期生が充実の修了制作を発表し(ちいさな学校も独自性のある作品が生み出されていて面白かった)、(まだ予定にすぎませんけど)クリス・ロビンソンが日本のインディペンデント・アニメーションについて本を出し、オタワで特集が組まれ……広島もありますし、ほかにもいろいろなことが起こりそうですが、いやほんと、良い年になるんじゃないですかね?

でも、次ですよ、次。「ブーム」ではなく恒常的なものにするための、次の一歩がとても重要だと思います。今を逃してはいけません。僕も個人的にいろいろとがんばってみたいと思ってます。

印象深い作品についても書きたいのですが、次のエントリに回します。

土居

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