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        2009-12-04        文化庁メディア芸術祭受賞作品発表、素朴な疑問

平成21年度(第13回)メディア芸術祭の受賞作品が発表されています。

賞というものは審査員あってのものですし、まったくもって客観的な基準などというものはありませんので、結果自体についてはとやかくいうべきことはありません。自分がいろいろな作品をみてきたうえで、優れていると思った作品が受賞していれば嬉しいですし、そのフェスティバルのチョイス(もしくは審査員)を信頼することになるわけです。そういった点からすると、『ポムネンカ』や『アニマルダンス』が受賞したことは素晴らしいことだと思います。注目度の高い賞であることは間違いないですから。

一方で、審査委員会推薦作品のメンツをみて、それと受賞作を比べてみて、「???」と思ってしまうこともあります。
過去の受賞作品をながめてみても、「アニメーションってこういうものだよね」という一般的なイメージに忠実というか、比較的保守的なセレクションをしているように思えるこのフェスにおいては、題材的にも手法的にも、世界的にみたとしても異質で新しいアニメーション表現となっているのは間違いない『HAND SOAP』が受賞から漏れてしまうというのは仕方のないことなのでしょうか。

ここらへんが、(あくまで僕自身の感想ですよ)アカデミー賞と並んで、この賞にいまいち信頼が置けない理由です。
「よくぞこの作品を評価してくれた!」と思う一方で、「なんでこの作品が入ってあの作品は漏れるの?」とも思ってしまう。この引き裂かれた感じは、審査委員会のなかで、アニメーションに対する認識が分かれてしまっていることに由来するのでしょうか。とりあえず、一月下旬の贈賞理由のアップを待ちましょう。

そういえば、The Cable Carという作品、2008年3月のノルシュテイン大賞でも監督賞をとりましたね。日本人のある一定のアニメーション関係者に訴えかける何かがあるということでしょうか。

というか、募集規定によれば「平成20年9月27日から平成21年9月25日までの間に完成または、完成作品として発表された作品」が対象のはずなのに、平成20年(2008年)1月にプレミア上映され、3月23日に日本のフェスでも受賞しているこの作品が、どうして今回受賞できたのでしょうか。純粋に疑問です。

うわ、なんかクレーマーみたいですいません (: _ ;)

土居

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