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        2009-10-03        水江未来『DEVOUR DINNER』がアニマドリードで準グランプリ受賞

最近いくつかのメジャーフェスティバルの今年の結果をアップしましたが、そんななか、非常に素晴らしい知らせが。水江未来『DEVOUR DINNER』がアニマドリードで第二位を受賞したようです!

WINNER 2009

水江くんとは今年のアヌシーで行動を共にさせてもらいましたが、自分の作品を観てもらおうとする懸命な努力を目の当たりにしました。行きの飛行機の時点で預け荷物が30キロ近くあり(よくペナルティ取られなかったもんです)、その重さの原因はといえば、自分の作品のフライヤーとサンプルDVD……パノラマでの上映でしたが、終わった後には会場の外でフライヤー配り……

水江未来という名前が世界中のフェスでちらほら耳にされるようになったのは『LOST UTOPIA』の時でした。聞くところによると、一ヶ月くらいかけて、送れるだけのフェスティバルに送ったそうです。

こういった努力は確実に成果が出ています。今回このような素晴らしい結果になったのは、名前と作品(そもそもスタイルは世界的にみても独特ですから)を覚えてもらえてきたことも一因になっていると思います。先日は海外の有名なアニメーション系サイトで取り上げられたりもしていました。

ここでドン・ハーツフェルドのインタビューから一部抜粋です。(余談ですが、彼には先日メールで質問を送り、回答を快諾してもらったので、オタワ終了後にインタビュー記事をアップできると思います。その際には過去のインタビューからもいくつか抜粋して同時に掲載するつもりです。)

――「大きな」アニメーション・フェスティバルが他のフェスティバルに比べてあなたの作品を受け入れないような状況になったら気にしますか?

うーん、映画ってのは大衆向けのメディアなんだ。映画を作る理由ってのは、それをみんなに観てもらうこと。音楽みたいにね。誰かが観てくれないと、映画っていうのは存在しない。自分の作品を、一番大きな、「最重要の」映画祭にしかエントリーしないやつらにはうんざりだよ。高慢な態度だと思うね。彼らの目的は、より多くの人たちと自分の作品を共有しようとすることじゃなくて、できるだけ迅速に作品を売ってお金を儲けることなんだ。観てくれる観客は誰だってありがたいよ。どんなマヌケだってカメラを持って映画を撮れるこの時代には特にね。いろんなメディアが頭のなかをぐるぐると飛び回る時代に僕らは生きてる。映画を作るのは簡単になった。でも、人を引きつけるのはこれまで以上に難しくなった。だから映画祭にエントリーするときは、どんなフェスティバルも差別しないようにしているんだ。トレドだろうがカンヌだろうが一緒。世界にはエリート主義者が多すぎるよね。最良の観客は、小さな街にだっているんだから。


ハーツフェルドは観客のことを信頼しています。自信のあるものを作ったんだから、誰かしらは気に入ってくれるはず。そしてその観客は世界のどこにだっているはずだし、観てもらいたい。彼の膨大な受賞リストも、水江くん同様の「観てもらう努力」によって成り立っているものです。

私見ですが、ただでさえ狭い短編アニメーションの世界なのに、日本の作家の方々はそれを活用できていない印象があります。先日来日していたNFBの方々も、「なぜこの作品が海外の映画祭で流れていないのか?」という感想を抱く機会が多々あったそうです。僕自身、ICAFなどをみても、(ブログでは辛辣なことを書いたりしていますが、)「エントリすればコンペインするでしょ?」と思うような出来のものにはしばしば出くわします。

現在、日本のインディペンデント・アニメーションについての本を準備中のクリス・ロビンソンも、大山慶さんや和田淳さんの作品を観て、「なぜ彼らは今までオタワにエントリしなかったんだ?」と言っています。まあ、和田さんは「出したことあるよ」とボソッと言ってもいましたが……でもこれだって、和田さんの存在やスタイルを覚えていたとしたら、結果は違っていたことでしょう。作家として存在を認知されるか否かというのは、コンペに入るか入らないかを左右する重要なことなのです。そして、ノーウィッチのグランプリなどによって、次第に存在を認知されつつあります。次の作品は大きな賞を取る可能性があると思います。(もちろん出来次第ですけど。素地は整いつつあります。)

水江くんは積極的に海外の映画祭に参加したり、その際に観た作品をブログで紹介するなど、世界のアニメーションをきちんと意識した活動をしています。年齢も同じですし、個人的には同志のような存在だと(勝手に)思っています。なので、水江くんがこういった地道な努力をして、それがこのようなかたちで報われたことが、僕としてもすごく嬉しいです。

このブログは若い作家の方々にも読んでいただけているようですから、この機会を借りて言っておきたいです。

みんな、海外のフェスにどんどんエントリしようよ! しかも何作品か続けて! 

……今年のオタワ、せっかく行くのに、日本作品のコンペインが二作だけなのが寂しいです。

あと、評論をしている人間なので、受賞する機会がありません。(当たり前ですけど。)でも、もし日本作品が受賞すれば、そしてそのフェスに僕が居合わせれば、代わりに壇上に上がれることだってあるかもしれません。そしてそれは自分のことのように嬉しいことに違いありません。だから、

みんな、海外のフェスにどんどんエントリしようよ! しかも何作品か続けて!

土居

コメント

僕も確かオタワに出して落とされました。

まあ、2000本近く観ているわけですからね・・・・・・印象があるかどうかで大きく変わってきますよねえ。
でも、大山さんの場合、今回いろいろなところに送ったとして、スタイルを覚えてもらっても、次は『放課後』なわけですから、きっとまたスルーされてしまうんでしょうね・・・・・・ 

ブログを読んでまったく同じ事を考えていました。スタイルを覚えていようがいまいが関係ない、圧倒的な作品を作って衝撃デビューが出来る様に頑張りたいと思います。

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