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        2007-09-23        ICAF2007一日目

国立新美術館に会場を移して初めてのICAFが今日から四日間にわたって開催される。
美術館のホームページをみてもこのイベントについての記述はなく、今日の会場にも看板さえない。
講堂にて開催とあらかじめホームページでチェックしていったからよかったものの、そうしなかったらオロオロしてしまっていたかも……

印象に残った作品について軽く書き記していきます。

開会式が早めに終わり、特別プログラムは予定よりも早く(!!!)開始される。特別プログラムは、昨年のプチョン国際学生アニメーション・フェスティバル受賞作品集。去年の広島で上映された作品も多く入っている。広島でもコンペインの"Solo Duets"(Joseph Feltus)は盲目のピアニストの話。何度みても話がよくわからない。人形のアニメートのぎこちなさは動きに対する感覚の鈍さを証明しているような気がする。物語や雰囲気のための記号としての動き。グランプリの"Walking in the Rainy Day"(Choi Hyun-Myeong)は、傘が壊れ雨宿りを余儀なくされる少女がカエルの化け物と一緒に空を飛ぶ空想に耽るお話。特に悪い作品ではなかったが、これがグランプリと言われるとちょっと「?」が出てしまう。広島でデビュー賞の"Birdcalls"(Malcolm Sutherland)には何度みても飽きることがない新鮮さがある。視聴覚的融合というアニメーションの古くからの伝統。そこから世界が透けてみえてくるというのはかなり斬新なのではないか。"Birdy"(Dennis Furrer)はロードランナーとワイリー・コヨーテの現代版(というほどでもないか)。ただし、鳥の方がひどい目に遭いつづける。ワイリー・コヨーテの場合はロードランナーを追いかける理由がはっきりしていた。でもこの作品ではよくわからず。ただし、不幸の不条理さとテンポは心地よい。こちらも広島でみた"Can you go through?"は少女の成長を象徴的イメージで描いていく作品。3DCGならではつるつるの質感で描かれたちょいキモのキャラクターが活躍する作風は、日本だと『鈴の名は』などの諸藤亨を思い出させる。こういう上映会はDVD上映でつるつるの映像で上映されるものだから、そこにはぴったり合っていてプラス。(逆にいえば、マイナスに作用している作品もあるはず。おそらく多く。)

Aプログラムは東京芸大。"A Beautiful World"(阿部香)は街を洪水で沈めてしまった鳥の話。思わず漫☆画太郎を思い出してしまう画風。今日はいくつかの作品で画太郎を思い出した。どういうことなのかはよくわからない。"スペースネコシアター"(青木純)。この作家の作品は何個もみているが、だんだんとパロディー色が強くなっていっている気がする。今日のものはCMとテレビショッピングのパロディーのオムニバス。パロディーとはある堅固な対象とのズレから笑いをとるものだが、その対象としているものがあまりきちんと共有されておらずアクチュアルでないと面白いと思えない。ディズニーも昔、映画スターが大勢登場するパロディー作品を作っていたが、今みるとまったく面白くない。(あれで笑うとすれば、パロディーの対象となっている元ネタを知っているぞ、と周りにアピールするために笑うくらいしかないのでは。)なんだか長々と書いてしまったが、簡単にいえば、少し古いな、と思ってしまった。"コタツネコ"は仕事の丁寧さもあって何度かの鑑賞に耐えうる作品だったが、ドローイングものは絵柄もあって少し厳しい。とはいっても、ドローイングでも"走れ!"や"おしるこ"のような佳作もあるが。こういうネタはあまり古びることはないのでは。こんなことは当人も重々承知だろうから長々と書き連ねても仕方のないことかもしれないが。"Birthday"(半崎信朗)は、ある一人の少年の誕生までを、生物の進化の歴史を辿ることで振り返る作品。1:30というコンパクトな時間でとてもテンポよく展開していく良作。イメージの流動に身を任せることのできる作品。"The Clockwork City"(加藤隆)は、22分の意欲作。技術レベルの水準の高さは一目瞭然。しかし、既視感の漂う設定とあまりに図式的すぎる展開がその魅力を削ぎ落としている印象。

Bプログラムは観ることができませんでした。すいません。
本会場の隣にある研修室では、すべての学校の作品が上映されています。見逃したとしてもそこでまた観るチャンスはあります。(主に自分に向けてのコメントです。)

二日目以降も、鑑賞メモを書いていく予定です。
素晴らしい作品と出会えることを楽しみにしています。

土居

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