Animations Blog


Animations creators&critics Website

Animations

アニメーションズ、創作と評論


カレンダー

04 « 2017-05 « 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最近のコメント

最近のトラックバック

最近の記事

RSS

広告

FC2Ad

        --------        スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

        2009-02-28        「日本アニメーション学会 理論・歴史研究部会主催 公開研究会」

昨年末に開催された「デジタルアニメーションの現在形」に引き続き、日本アニメーション学会の理論・歴史研究部会主催の公開研究会があります。わたくし土居も今回はどっぷりとプレゼン側に回りますので告知させてください。まあ、まずは読んでくださいよ……告知文の下でまたお会いしましょう。

ーーー

「日本アニメーション学会 理論・歴史研究部会主催 公開研究会」開催のお知らせ

 日本アニメーション学会理論研究部会・歴史研究部会では、理論・歴史にこだわることなく、アニメーションに関する幅広い議論の場の形成をめざして、下記のとおり研究会を公開で開催いたしますので、ご参加いただけますよう、ご案内申し上げます。

◆日時:2009年3月14日(土) 14時~17時
◆場所:日本大学芸術学部江古田キャンパス 東棟1階 E-102教室
(最寄り:西武池袋線江古田駅 北口より徒歩3分)
案内図:http://www.art.nihon-u.ac.jp/about/campus/map.html
(「江古田キャンパス」平面図の上方にある裏門(南門)から入場)
◆参加費:学会員、一般参加者とも無料です。
◆プログラム:以下の3つのセクションで構成されています。

1)上映と解説
 土居伸彰(東京大学大学院)「越境するアニメーション--ソユズムリトフィルムを中心に」

○要約
 国や地域、社会・政治体制、個人のフィルモグラフィーの枠内で語られがちな海外のアニメーションではあるが、実際にはその境界を越えて、さまざまな関係が錯綜している。そこで今回は、旧ソ連圏のアニメーションにおけるその複雑な絡み合いについて、フョードル・ヒトルーク以降のソユズムリトフィルムを出発点として、現在の金融危機後のロシア・アニメーションの展望という終着点に向かって考えていく。作家間の影響、社会・検閲制度と個人表現、エストニアやウクライナといった隣国との交流、社会主義と資本主義など、さまざまな関係性について考察することで、今後アニメーション研究がほどいていくべき様々な解れを提示することを目的としたい。

○上映予定作品
『霧の中のハリネズミ』(1975) 監督:ユーリー・ノルシュテイン
『妻は雌鳥』(1989) 監督:イーゴリ・コワリョーフ
『I Feel a Lifelong Bullet in the Back of My Head』(2007) 
監督:プリート・パルン、オリガ・マルチェンコ(オムニバス・アニメーション『Black Ceiling』(2007)から)
(他1作品)


2)研究発表
 須川亜紀子(青山学院大学)「魔法少女TVアニメーションの「フェミニスト・テレビ学」的読みの可能性」

○要約
 日本では1980―90年代にかけて、フェミニズムは女性学のオルタナティヴとして使用され始め、女性に纏わる様々な研究がなされてきた。メディア研究分野においても、フェミニズムは「ジェンダー本質主義」としての女性ジャンル研究を手始めに採用された。アニメーション作品もジェンダー表象や視聴者調査に関するメディアテキストとして、特に90年代以降は「ジェンダー研究」の枠組みで研究されている。特にテレビ研究は、映画研究に比べて後発だが、カルチュラル・スタディーズにおいて重視されている女性メディア研究の一つである。
 本発表では、日本の少女向けアニメーション作品群である「魔法少女TVアニメ」というジャンルをとりあげ、日本における「フェミニスト・テレビ学」的アプローチに対する可能性を探る。その具体例として、70-80年代の人気魔法少女TVアニメ『魔女っ子メグちゃん』、『魔法の天使クリィミーマミ』の作品分析と視聴者調査の一部を紹介し、考察する。

3)討論会
 テーマ:「アニメブーム論」の試み
 討論者:原田央男(霜月たかなか)、小川敏明、津堅信之、土居伸彰

○要約
 日本のアニメの歴史や特性を解読する際、「アニメブーム」という語が頻繁に使われるが、「アニメブーム」の定義や時期については、さまざまな見解があり、論者や研究者間で統一がとれていない。このことが、日本のアニメ史研究にとって重要なテーマであるアニメブーム研究を進める上で支障をきたしている。
 この討論会では、こうした現状を受け、研究者という視点から少し離れて、アニメファンがブームをどう受容していたのかという視点から出発し、複数の世代を交えて、ブームの特性や意義を議論するものである。このため、「鉄腕アトム」、「宇宙戦艦ヤマト」、「機動戦士ガンダム」、「新世紀エヴァンゲリオン」の各作品放映時に、それぞれ少年~思春期にあった4人の研究者が、当時を回想しつつ、「アニメブーム論」を試みる。

◆参加方法
 以下の申し込み用アドレスにて、事前に参加申し込みをお願いいたします。お名前、ご所属、アニメーション学会員/非学会員の区別、連絡先(電子メールアドレス等)を明記の上、お申し込みください。なお、当日直接お越しいただいても、参加定員(約100人)に達していなければ、ご参加いただけます。
 参加申し込み用メールアドレス:sympo08@jsas.net

ーーーーー

Animations的な大注目は第一部の上映&解説です。上映のプログラミングと解説をやらせてもらいます。パルン&マルチェンコ夫妻の初コラボかつ『ガブリエラ・フェッリ~』(今日この作品のこと思い出して涙目になりました)への橋渡し的小品『I Feel a Lifelong Bullet in the Back of My Head』(木炭です。短いですがインパクト大です)、日本でしばらく上映されていないコワリョーフ(コヴァリョフ)の単独監督処女作『妻は雌鳥』、ノルシュテイン永遠の名作『霧の中のハリネズミ』、そしてあと一作品(諸事情あって名前は伏せておきますが、Animationsの熱心な読者の方ならわかるはずです……)をフルで上映しつつ、僕が解説を加えます。
しかし今回はいつも僕がAnimationsでやっているような作品「内部」についての話はあまりしない予定です。むしろ作品・作家を取り巻く環境の話をします。ロシア・アニメーションの現状を話しますし、パルンと権力との関係性についてこれまであまり知られていなかったことを話します。コヴァリョフ作品が好きなら「おっ!?」と思ってしまうようなちょっとした映像も流すつもりです。つまり盛りだくさんってわけです。興味深く聴いていただけると思います。話したいことはたくさんあるんです。でも上映と解説あわせて一時間の時間制限があるので、ちょっと迷い中です。

さらに迷い中なのは第3部ですよね。初めて「アニメ」について話します。僕はエヴァについて話します。まだきちんと内容は決まっていないのですが、笑える話になればいいと思います。まあでも、話せることは結構たくさんあるんですよ……

つまり第1部、第3部とも、不慣れなことをやります。僕が崩壊していくさまを笑いにきてください。

そういえば、公開勉強会、続々と参加表明が届いてきてとても嬉しく思っています。中には勉強会に臨む熱い思いをしたためてくださる方も複数名いて、ニヤニヤしながらメールを読ませていただいています。
上映後には簡単ですがトークもやる予定です。必ずしもご希望に沿えるとは限りませんが、「こんなことを話してほしい」ということがもしありましたら、ついでに書いていただけるとありがたいです。参考にさせていただきます。
こういうかたちで活動をしていますと、どうしてもこちらからみなさんへと一方向になりがちですけど、こちらとしても刺激が欲しいんです。だからこそ勉強会をやるのだ、というところも個人的にはありますので。(参加表明をいただくだけでも、「読んでもらっているのだなあ……」と感激しきりです。)

あと来週にはもうひとつ、僕絡み&短篇アニメーション絡みでお知らせできるはずです。
というか、これなんですけどね。
はい。やっと出ました。ラーキンもパルンもノルシュテインもドリエセンもマクラレンもフィッシンガーもレン・ライも、ディズニーだって出てきますよ。計54ページ、原稿用紙にして90枚近く、たっぷり書かせていただきました。書店でみかけたら速攻で買ってください。でも僕もまだ現物持ってないんで、ほんとに出てるのか不安なんで、手にしてから、確かめてから、また来週にきちんとお伝えします。

今年はほんとにいろいろある年だなあ!!

土居

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可  

トラックバック

http://animationscc.blog105.fc2.com/tb.php/229-50b3ba2e

 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。