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        2008-11-30        イメージフォーラム・シネマテーク「動夢」

イメージフォーラム卒業者を中心にして企画された上映イベント「動夢」に行ってきました。

いつものように個別の作品をレビューしていくことはしないです。

全体の印象として、
作品の内容を運ぶためのメディア(切り絵とか人形とか物語の担い手)がもつ物質性・マチエールにきちんと対峙せぬままに作られている作品が多いなあ、と思いました。
紙でも切り絵でも泥でもなんでもその素材を用いるからにはその素材がどのような印象を観客に与えるかということは考慮に入れる必要があるし、その素材自体がいかなる歴史的な厚みを持ったものなのかということについて考察をめぐらせるだけでも作品の出来は全然違ってきます。というか、そういったことをきちんと考えないとどうもつらいような気がします。

その点でいえば、今日観た作品のなかでは『dorothy (ragged film #4)』(島田量平)と『もよう』(宮下広将)は、素材自身にきちんと語らせていて素晴らしいと思いました。(後者は後半の展開にズッコケてしまいましたが……)両者とも、純粋な意味でのアニメーションではないのが悲しいところですけど。
基本的に面白くないアニメーション(ええい、映像って言っちゃえ)作品は、映像自体にリズムが内在されていることを分かっていないものが多いですが、『dorothy』の方はそれをきちんと理解した上で制作されている印象で、非常に好感を持ちました。今日のプログラムのなかでは頭ひとつふたつ突き抜けていました。

他には『雪』(田村るみ)と『東京ミンチ』(アラマキ)に少々ひっかかりました。
前者は何があったのかははっきりとは分からないものの、雪が降り注ぐなか、シルエットの少女にただ歩かせるだけで非常に残酷な事実(世界は少女の存在に関係なく進んでいくということ)をひしひしと感じさせるというなかなか高度なことをやっていたような気がします。少女の内的空間(想起)を瞬間的にきらめく影として可視化するというアイディアも素晴らしい。説明しない。描かない。でも「わかる」。短編の作り方としてひとつの正解であることは間違いないです。
後者はときにトッカフォンドを思わせる質感で、東京の騒音と群衆をミンチされた肉塊というメタファー(というより運動性)として提示した、非常に納得のいく作品。
二つの作品とも、技術的には稚拙なところが多々見受けられましたが、光るものはあるなあ、と思いました。

明日(というか今日か)もあります。いつもぎりぎりのレビューですみません。

土居

コメント

ありがとうございます

「dorothy」を制作した島田と申します。

昨日、ネット見ていたらこのようなブログを発見して
コメントさせていただきました。

素材の扱い方については、
土居さんがおっしゃるように、
人にどのような印象を与えるのか、
与えてきたのかを、私なりに考察しておりました。
そのように、評価いただいて嬉しい限りです。
ありがとうございました。

また、何かの機会に
作品を見てただけれたら幸いです。

それでは、失礼いたします。

コメントありがとうございます。
島田さんの作品、今でも印象に残っています。
アニメーション以外に関してはちゃんとした語る言葉を今のところ持たないので、作品から受けた感銘に比べると言葉の方が少々熱量や綿密さに欠けてしまっていて申し訳ないのですが、とりあえず、作品は非常に楽しませていただいたことを繰り返しお伝えさせてください。次の作品も楽しみにしております。

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