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        2008-12-01        またしてもノルシュテイン『外套』に関するちょっとした話

著名な記号学者ユーリー・ロトマンと映画学者ユーリー・ツィヴィアンの共著『スクリーンとの対話』から、ノルシュテインの『外套』について触れた箇所を紹介します。

「この作品で観客たちを驚かせるものとして、アカーキィ・アカーキエヴィッチが持つ書記用のなんてことはない紙から放たれる、乳白色で不透明な、謎めいた輝きを挙げることができる。1987年、タルトゥで開かれた映画言語についてのセミナーで、ユーリー・ノルシュテインは質問を受けた。“あの輝きはどういう意味をもつのですか? ゴーゴリの原作に、それに相当するものはありますか?”それに対する答えは、予期せぬものだった。ノルシュテインは、黒澤明の『七人の侍』(1954)にある、自分にとって驚きだったシーンについて語ったのだ。激しい戦いが行われている。晩秋、土砂降りの雨のなかのこと。侍たちは村の周辺をテリトリーとする山賊たちと戦い、彼らは打ち倒されてぬかるみに沈んでいく。主人公のひとりが死ぬ。黒澤がカメラを死にゆく侍のむきだしの足に向けると、観客が目にすることとなるのは雨が次第に泥を洗い流していく様子であり、侍の足はきれいでまっしろに、あたかも大理石のようになっていくのだ。 "わたしにとって、黒澤のこのシーンは、最も印象的な死の表現です。かつて映画は、これほどの高みにまで上っていたのです。" (……)ノルシュテインはここで、これまでの『外套』の映画化が則っていたロシア文学の伝統を離れ、造形的イメージを豊かなものにするために日本映画の伝統へと遡っていったのだ。」(Юрий Лотман и Юрий Цивьян, "Диалог с экраном", p.193)

土居

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