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        2008-05-19        「ヤング・パースペクティブ」Fアニメーション全景

イメージフォーラムフェスティバルのパノラマ上映、「ヤング・パースペクティブ2008」のアニメーション・プログラムに行ってきました。

全体的に出来が粗く、せっかくの良いアイディアが殺されている作品が多数見受けられました。

気になった作品についてメモ書きしておきます。

『迷走赤ずきん』(pecoraped)はもう何度か観ていて既にコメント済み(検索してください)。「なんでこんな展開の仕方ができるのだろう」とハッとさせられる瞬間があります。破綻してもいいので次はもっともっと爆発してほしい!あと音はもっとちゃんとしたクオリティにするべきなのでは……

『NOS・TAL・GI・A』(長島敦子)は、村田朋泰インスパイア系?

『チェーンソー・メイド』(長尾武奈)はスプラッター・アニメーション。吐瀉物や血液が吹き出しまくりますが、その質感が凝っていて、非常に気持ち悪かったです(褒め言葉)。作家さんはホラー映画のファンだそうですが、その愛は伝わってきました。ただ見せ場でないところのささいなアニメートが非常に雑で、そこらへんの底上げがあればもっと面白くなるのになあ、と思ったりもしました。

『雲の人、雨の人』(上甲トモヨシ)も既にコメント済み。雲の人はとてもよく動いているのですが、それに比べて雨の人の描写が雑な気がしました。水はもうちょっと気持ちよい弾力を持つべきなのではないでしょうか?物理法則をきちんと踏まえていないところも数カ所ありました。踏まえるべき作品だと思うので。

『ECOH』(野上寿綿実)は非常に良かったです。脈動と静止が音楽的なコンポジションを作り上げていて、さらに画面の強度自体も脈動している感じでした。元から良い質感の作品を作る方でしたが、この作品ではそれが作品全体のリズムとして有機的に機能している気がしました。次はさらに良い作品ができあがるのではないかという期待を抱かせるような良作でした。

『グレート・ジャーニー』(橋本新)は絶対もっと面白い作品に出来たはずだよなあと思いました。

『記憶全景』(横田将士)は、ICAFで観て僕の目を覚ましてくれた『いくえみの残像』(コメント済み)の作者の方の新作。写真(映像をコマに落としたもの?)が積み重なり立体が出来上がっていくという手法は、今作も同じです。記憶(写真)が堆積してかたちができあがっていくということ自体が感動的ななので、やはりこの作品にもグッと来ました。ただ、前作のときも思いましたが、やや荒削りすぎるようなところがあって、積み重なっていく記憶と作者のあいだの距離感が、観客の立場からはどうも掴めない。前作は死んだ猫への追悼なのかと思ったら猫は生きていて、「じゃあこの猫のオブジェは?」とクエスチョン・マークが少し出てしまいましたし、今作は登場する人々が誰なのかよくわかりませんでした。タイトルが示すようなテーマでやるのならば、対象との極私的な関係性が画面からにじみ出てくるようなものが観たいなあという気がしました。(両作品とも、自分の部屋が舞台の一つになっていると思うので、そこには個人的ななにかがやはりあると思うのですが。)ハッとさせられるような瞬間は多いのですが、それがどうも瞬間で終わってしまう。その瞬間が持つ濃密さが作品全体に広がれば、ものすごい作品が出来上がるのではないでしょうか。この手法自体にはものすごい可能性を感じます。とはいえ、こういった普遍的なテーマにがっぷりよつで取り組める人というのはとても貴重で、絶対にもっとすごいものが作れる作家さんだと思うので、作品の質の底上げを是非頑張ってもらいたいなと思った次第であります。新作を熱望してしまう、数少ない日本の若手作家です。

『風と猫』(中里暁子)は、不思議な魅力を持った作品。正直言って何の話なのかさっぱりわかりませんでしたが、それでもなんだか納得してしまいました。小麦や猫の毛の揺れ具合がとても良かったです。

『さら』(高橋三紀子)は、「なんだかみたことのある絵と質感だ」と思ったら、『sous』の方でした(コメント済み)。日本の若手作家には珍しく、映像のリズムがとても良いです。ぐるぐる回る看板も、CGのシミュレートした動きが大嫌いな僕でも平気でした。むしろ異物感が出ていて良かった。ぬめ、むにゅ、という気持ち良さ(気持ち悪さ)の表現に磨きがかかっていて、ちょと和田淳さんの作品を思い出したりもしました。この方も作りつづけていればどんどん良くなっていくはずだと思いました。

『ウシニチ』(一瀬皓コ)はもう何度もコメントしている気がします。完成度は高いですが、ちょっとまとまりすぎかな?

『lolololイドラ』(大須賀政裕)も、なんかどこかで観たことある感じの質感だと思ったのですが、やはりICAFで違う作品を観てました。音と映像はもうちょっと調和するべきなのではないかと思いました。(シンクロさせろと言っているわけではないです。)

6/14 19:30-からもう一度上映があります。是非どうぞ。

土居

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