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        2010-08-19        Animations Festival '10公式サイトオープン&twitterはじめました

みなさますでにお気づきかもしれませんが、
9月18日よりバウスシアターにて二週間限定レイトショー公開の「Animations Festival '10」、
公式ホームページが開設されました。

http://www.animations-cc.net/festival10.html

上映される全作品がついに発表されています。
いろいろなジャンルの方々からの推薦コメントもいただいております。
今後も公開に向けていろいろと更新をしていきますので、チェックをよろしくお願いします。

また、せっかくのタイミングですので、Animationsもtwitterをはじめることにしました。
フェスティバルの最新情報をお届けしていく予定ですので、フォローしていただけると嬉しいです。

http://twitter.com/AnimationsCC

CALF in 高円寺」も引き続きよろしくお願いします!
フェスティバルのチラシの現物がここで手に入りますよ~

土居
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        2010-08-17        「CALF in 高円寺」には絶対に来てください!

大山慶、和田淳、水江未来、そして僕で設立した映像インディペンデントレーベルCALF、
広島での設立イベントは大盛況でした。お越しくださったみなさん、ありがとうございました。

第二弾を東京でもやります。
DVDの先行割引発売があります。
広島で優秀賞を受賞した大山慶『HAND SOAP』の凱旋上映もあります。
すっごく楽しいPiKA PiKAワークショップもあります。
実写の分野で活躍中の平林勇監督、真利子哲也監督をお招きして、短編の上映があります。

なにより、トークがあります。トークは気合入れていきます。
なぜCALFを始めたのか。CALFがあることによって、将来的にどのようなことが起こるか。
ただ単に、自分たちのDVDを売るためのレーベルを始めたという話ではないのです。
(それだったらDVDを出しようがない僕がいる意味も必然性もない。)

短編は儲かりません。だから社会の惰性に任せていては何も動きません。
短編に労力や時間を捧げ、
その捧げたものを無駄にしないためには、
独力で新しい枠組みであったり仕組みであったり、そういうものを意識的に作り上げる必要があるのです。
そこに入り込めばオッケー、安心、みたいな場所は短編にはないのです。
CALFの試みは、この大きな世界のなかでちっぽけな自分に一体何ができるのか、それを探る試みでもあるのです。
もちろん僕たち自身の試みでもありますが、それを通じて、この試みはみなさん自身のものにもなることも願っています。
僕たちにも実際に何かができるんだ、というそのことに気付くための試み。
僕自身にとってCALFはそういうものです。
その第一歩を是非とも見届けてください。
Animationsのウェブをチェックしてくれているみなさんには、一人残らず来ていただきたいです。
みなさん自身も何かを持って帰ることのできるイベントにできるよう、頑張ります。
会場でお待ちしています。

詳細はこちらです。

「CALF in 高円寺」

レーベル設立 & DVDリリースイベント第二弾が東京上陸!
若手映像作家・評論家たちによるインディーズレーベル「CALF」。その設立&DVD発売記念イベントが東京・高円寺にやってくる! CALF所属のアニメーション作家たちの作品上映に加え、NHK「トップランナー」出演など今や日本の映像の最先端を走るトーチカによるPiKA PiKAワークショップ、さらに実写映画の領域で国際的に高い評価を受ける平林勇監督、真利子哲也監督をゲストに迎えた作品上映&トークなど盛りだくさんの2時間半! 会場では定価2800円のDVDを特別価格で販売!(事前予約だと一枚あたり800円OFF!)お見逃しなく!

日時 : 2010/8/31(火) 19:00-21:30(開場18:30)

会場:座・高円寺2
杉並区高円寺北2-1-2 / TEL:03-3223-7500 FAX:03-3223-7501
交通アクセスは、座・高円寺のホームページをご覧下さい。
http://za-koenji.jp/

チケット
・メール予約 入場のみ      1,000円
       入場+DVD1種つき 3,000円(DVD定価より800円OFF!)
       入場+DVD2種つき 5,000円(DVD定価より1600円OFF!)
・当日 1,500円 ※DVDを会場特別価格で購入可能!

事前予約
メールにてご予約を受け付けております。
席に限りがございますので是非ご利用ください。
ticket●calf.jp
(●を@に変えてください。)
お名前、電話番号、メールアドレス、ご予約されるチケットの種類を明記の上、
件名を「CALF in 高円寺」としお送りください。

プログラム
第1部 CALF作品上映
上映作品
水江未来 :『JAM』 2:46 /『METROPOLIS』4:45 / 『PLAYGROUND』3:50
大山慶 :『HAND SOAP』16:00
和田淳 :『子供の廻転の事』 3:00 /『やさしい笛、鳥、石』 3:00 / 『そういう眼鏡』 6:00
トーチカ :『PiKA PiKA 2007』 5:00 /『PIKA PIKA in ANIMA MUNDI』1:14

第2部 PiKAPiKA ワークショップ
空中にペンライトの光で絵を描くことでアニメーションを作る「PiKA PiKA」。このプログラムでは、なんと来場のお客さん全員でPiKA PiKAをやってしまいます! 結果はイベントの最後にお披露目。驚くほど楽しいこの体験、みんなでアニメーション作家になろう!!

第3部 ゲスト作品上映とトークショー
日本のみならず世界の映画祭で評価されている平林勇監督、真利子哲也監督の短編作品上映&お二人を交えてのトークセッション! 今の時代にインディペンデント映画を作りつづけることの意義を語ります。映画の新しい可能性がここから始まる!!!

上映作品
平林勇:『Shikasha』 10:00
1972年静岡県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。CMディレクター。『ドロン』が釜山アジア短編映画祭、グラナダ国際短編映画祭でグランプリ、『BABIN』がロカルノ国際映画祭で審査員賞、学生審査員賞をダブル受賞。『aramaki』はベルリン国際映画祭短編部門にノミネート、『Shikasha』はカンヌ国際映画祭監督週間にて正式招待上映された。
真利子哲也:『マリコ三十騎』24:00
1981年東京生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。同大学在学中に撮った『極東のマンション』『マリコ三十騎』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で2年連続グランプリを受賞。ほかにも、オーバーハウゼン国際短編映画祭の映画賞を含む9つの映画祭で受賞。長編映画『イエローキッド』はバンクーバー国際映画祭ほか数多くの国際映画祭で上映され、2010年にはユーロスペースを皮切りに全国劇場公開された。

企画:CALF

        2010-08-08        広島2010一日目

2008広島から二年間が経ち、そのあいだに海外の映画祭にそこそこ頻繁に参加するようになり、
広島の印象もいろいろと変わりました。

まあ、それはまたの機会に置いておき、至極簡単に一日目を。

ベスト・オブ・ザ・ワールドはMemee(Evelyn Verschoore)がとてもよかったです。今日の発見。

あと、広島受賞作品集をなめちゃいけない。もしかしたら一番有効なプログラムかと。『おんぼろフィルム』『ビック・スニット』とか、クラシック作品のすごさを実感。観るものに困ったら受賞作品集プログラムに行きましょう。

コンペについてはまたあとで。

土居

        2010-08-06        広島2010コンペプレビュー(4)

四日目です! ラストだ!

44ラナウェイ RUNAWAY (Cordell Barker)
→Cat Came BackやStrange Invadersなどカナディアン・カートゥーンを代表する作家コーデル・バーカーの最新作です。アヌシー2009で賞をとってます。アカデミー賞常連さんですが、今作品もノミネートされましたね。さすがの安定感。エンターテインメントしてます。

45ダニー・ボーイ Danny Boy (Marek Skrobecki)
→ポーランドのセ・マ・フォルスタジオ製作。スチルみただけじゃ最近はどういう手法で作ってるかわからんすね。未見です。

46イヌクシュクInukshuk (Camillelvis Théry)
→これは嬉しいコンペイン。去年のオタワでは、Lebensaderとこれとが並んで「フィルムってええなあ……」みたいな感慨を残してくれました。インクのにじみまで見えてしまうような質感とだまし絵的構造。陰陽。エスキモーとクマ、クジラの物語。どうかフィルム上映されますように。

47ウルヴス WOLVES (Rafael Sommerhalder)
→RCAの学生作品です。Flowerpotという作品がザグレブの学生部門でスペシャルメンション受賞。ほのぼのとした、なかなか良い作品ですよ。

48マルバン MALBAN (Elodie Bouédec)
→これ気になってるんですよ。やっぱLes Films du Nord気になるわ。未見です。抜粋をみてみると、かなりリアルな人間がモデリングみたいな動きで会話劇をしてました。すごく興味深いかしこたま退屈か、どちらかですかね。

49ザ・ボトル The Bottle (Yoon-hee LEE, Moon-kyung SHIN, Yoo-kyung CHA, Ji-young HEO)
→でました韓国の『ミルク』。水江未来情報によれば本人たちはコヴァリョフは観たことないと言っていたらしいですが。コヴァリョフ好きなら思うことあるはず。二人の不器用で人見知りの少女の交流。

50キッチン・ディメンションズ Kitchen Dimensions (Priit Tender)
→でました変態作。あまりに壮大なあほらしさ。台所と宇宙がつながります。現代の『ファンタジア』。イメージフォーラムフェスでも上映されましたが、画質があまり良くなくてちょっと残念でした。フィルムで観たらまた全然違うので祈っときましょう。みなであきれましょう。

51ジ・エンプロイメント The Employment (Santiago 'Bou' Grasso)
→でましたアルゼンチン発。アヌシーで大山さんにサインをもらいに来てたのが印象的でした。Animations界隈ではもはやおなじみの作品ですよね。人間の仕事について。つやつやとした和田淳、的な。

52リップセットの日記 Lipsett's Diaries (Theodore Ushev)
→でましたウシェフ&クリス・ロビンソン。このブログを読んでいる人は当然『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』を読んでいると思いますけど、そこでも登場した伝説の映像作家アーサー・リプセットの日記(虚構)に基づいたアニメーション。物語自体は、リプセットの人生を見出そうとして逆に見出された、クリス・ロビンソンの人生についてです。重厚で広島好みしそうな作品。そういえば、ライアン・ラーキンの遺作(といいたくないけど)『スペア・チェンジ 小銭を』も広島で上映されるらしいですよ。

53指を盗んだ女 Woman who stole fingers (銀木 沙織)
→芸大修了制作からの二本目です。これまでは「知る人ぞ知る」存在でしたけど、この修了制作でようやく表だって評価されるようになってきましたね。観客を戸惑わせることを厭わないその態度は最近の学生作家にはあまりみられないものなので、素晴らしいと思います。この作品は本来そうなるべきだったものより、だいぶ荒く未完成な印象がありますが、それでも筋は通ってます。母親の行き過ぎた愛情と支配欲。

54アルファ9星の怖いヤツThe Terrible Thing of Alpha-9! (Jake Armstrong)
→去年のオタワの在学中作品最優秀賞受賞のこの作品。かわいげのあるキャラクターと優れたストーリーテリングが魅力的です。何度か観ましたが、飽きません。彼のブログに行ったら、アヌシーで最も印象的だった作品のひとつOld Fangsがyoutubeでみれるようになったという知らせが書いてあったので、みなさんも観ましょう。これは本当に素晴らしいんですよ。 大山さんが第三位だったFes Ancaで第一位です。この映画祭、第二位はアヌシーの学生部門で個人的にベストだったArsolyaだし、センス良すぎです。

55鵜飼Night Fishing with Cormorants (Betsy Kopmar)
→デジタル抽象アニメーションで結構キャリアの長い方のようです。今回のコンペではかなり異色だと言っていいでしょう。楽しみ楽しみ。

56服を着るまでGetting dressed (北村愛子)
→芸大修了制作からのコンペイン三作目です。実質的には一作目だと思いましたから大したものです。完成度という点でいえば、芸大のなかでも一、二を争うものだと思いました。いかにもアニメーションらしい語りによって、「私たち」の物語を語るドローイング・アニメーションです。ナレーションは同コンペに入選している銀木沙織さん。

57マザー・オブ・メニー Mother Of Many (Emma Lazenby)
→今年の広島は分数の長い作品が多いせいか、作品数が少なめですね。ラストを飾るのはアーサー・コックス・スタジオ(前回目立ちましたね)から。BAFTA受賞作です。妊婦さんたちの物語だそうです。誕生。(ああ、ヒュカーデの新作も入ってればなあ……)

以上57作品、一気にプレビューしました。
それではみなさん、広島でお会いしましょう!

土居

        2010-08-06        広島2010コンペプレビュー(3)

二日間に分けてアップしようと思いましたが一気にいっちゃいますね。

三日目です!

29ポスタロリオ Postalolio (Marv Newland)
→マーヴ・ニューランドですよ。『バンビ・ミーツ・ゴジラ』の人ですよ。ユーモア感と楽しさ満点のこの作品、いろいろなところから作家本人が投函したハガキの上でアニメーションが作られております。観れば観るほど気分が穏やかになります。

30桃の源 Haven Of Peace (Liu Song, Ping Jiang)
→未見の中国作品です。邦題は「桃源郷」じゃだめだったんでしょうか。ていうか原題の「桃花源」そのままでよくないすか。作品みたら邦題の意味がわかるのかな。

31ザ・スウィーデッシュ・ウーマン The Swedish Woman (Nicolas Liguori)
→この邦題は発音がいいですね。スウィーデッシュ。スウィーっす。結構粒ぞろいの短編をそろえているLes Films du Nordスタジオ制作の作品。過去には『マロット』だったり、今年に入ってからは『トラベラー』 のJohan Pollefoortが新作を作っていたり。この作品も予告編を見る限り、非常にアニメーション的な濃厚なゆったり感が素敵に思えますが。

32引き出しと烏 THE DRAWER AND THE CROW (Frederick Tremblay)
→去年のオタワで最優秀カナダ作品を獲得した人形アニメーションです。人形の作りもセットもなんだか非常にぎこちないのですが、そのぎこちなさが持っている変な力みたいなものがあって、結構印象に残っています。部屋と女と私。

33フォーミング・ゲーム FORMING GAME (Malcolm Sutherland)
→Animationsをチェックしてくれているような方にはもはやおなじみの作品ですよね。広島2006で鮮烈な印象を残した『バードコールズ』のマルコム・サザランドがNFBで制作した『フォーミング・ゲーム』。コンテンポラリー・アニメーションでも紹介されましたが、難解さなどまったく感じさせることのない、ただワクワクする気持ちを喚起してくれる抽象アニメーションです。

34ハンド・ソープ HAND SOAP (大山慶)
→もはや説明不要。2008-2009ベストにも並べさせていただきました。そろそろ大きなアニメーション映画祭で賞が欲しいところですよね。広島やオタワはそのにおいが結構ぷんぷんします。アカデミー賞みたいに最優秀主題歌賞とかあれば、いけそうなのに。コラージュをもちいた「凝視」のアニメーション。ダンスのカタルシス。

35ひとり言 The Soliloquist(Kuang Pei Ma)
→アヌシー2009学生部門特別賞。アジア(とときおりロシア)特有の少し心地よい孤独感で進行していくアニメーションです。

36アングリー・マン ANGRY MAN (Anita Killi)
→今年の話題作というか問題作のひとつでしょう。アヌシーでは三つも賞を取ってしまいました。作家の手が吐きだす吐息が感じられそうな、ハイクオリティな切り絵アニメーション。家庭内暴力の重苦しい雰囲気にハラハラドキドキの前半と、キョトンとしてしまうような後半。いや、見方が悪かったのかもしれない……広島での二回目が楽しみです。

37クリギ Chris (Anja Kofmel)
→今回の選考委員の一人オットー・アルダーが教授をしているルツェルン美術大学での卒業制作作品です。未見。

38エクストロスペクツィア EXTROSPEKCJA (Stephanie Sergeant)
→クラクフ美術大学のイェルジ・クチャの学生のようです。鉛筆画によるアニメーションとのこと。未見。

39ちいさな部屋 The Smaller Room (Nina Wehrle, Cristobal Leon)
→衝撃の新世代立体アニメーション『ルイス/ルチア』(「アニメーションズ・フェスティバル」でやりますよ!)のアニメーション担当クリストバル・レオンによる新作です。どういう展開になるのでしょうか?

40坊やと野獣 The Little Boy and The Beast (Johannes Weiland, Uwe Heidschötter)
→ドイツのスタジオSOI作品です。野獣の母親とその人間の息子の話とのこと。

41ダスト・キッド DUST KID (Yumi Jung)
→韓国気鋭の作家ヂョン・ユミの出世作もコンペイン。本人は新作制作中なので残念ながら広島には来ないようですが……自分自身と折り合いをつけることに関する、静かな物語です。アニメーションズ・フェスティバルでやります!

42セバスチャンのブードゥー教 Sebastian's Voodoo (Joaquin Baldwin)
→かなりたくさんの賞を取っている(ただし実写寄り)3DCG作品です。いろんなところで名前はききますけど、スチルはみますけど、未見です。

43ラテラリウスLaterarius (Marina Rosset)
→前回の広島ではBotteoubateauでコンペインしていますね。良い感じに力の抜けたドローイングで少々残酷な物語を語る人で、となるとファベの系譜に連なるのでしょうか。今回の『ラテラリウス』はアヌシーの作品企画コンペで賞を取ったものです。(『ハッピーエンドの不幸なお話』もその枠出身)作家本人は広島に来ます。パーティー・モンスターなのでご注意を。

土居

        2010-08-06        広島2010コンペプレビュー(2)

二日目行きます!

13リタッチ Retouches (Georges Schwizgebel)
→言わずと知れた巨匠ジョルジュ・シュヴィツゲーベルの最新作。アヌシー2009にて観ました。タイトル通りの「修正」で続いていくメタモルフォーゼ。劇的だった前作『技』と比べれば、非常に瞑想的です。呼吸の音、波の音。音楽のリズムではなく、生命の静かなリズム。

14仕立屋の娘 The Dressmaker's Daughter (Huni Melissa Bolliger)
→残念ながらよく知りません。スチルを観ると、期待できそうな感じですが……? オーストラリアのヴィクトリアン美術大学の学生作品っぽいです。

15コミュニケート Communicate (Erick Oh)
→アヌシーではコミッション部門でノミネートしてました。

16ピクニック日和 Nice Day for a Picnic (Monica Gallab)
→去年のアヌシーの学生部門で観ました。和田淳meets『リボルバー』&女性性といった趣の作品。反復と匿名性。良作です。

17ミクスド・バッグ Mixed Bag (Isabelle Favez)
→『アップルパイ』が前々回の広島で優秀賞を取っているみんな大好きイザベル・ファベ。かわいいキャラクターと彼らが巻き込まれる残酷な物語のギャップが少なからぬ人たちのハートを打ち抜いていて僕もその一人ですが、今回はファベ作品だと考えるとちょっと弱いかな……

18ザ・スパイン The Spine (Chris Landreth)
→『ライアン』で大ブレイクしたクリス・ランドレスの新作です。はじめ去年のアヌシーのパノラマで観たとき、長編映画の長い予告編みたいに感じました。英語ナレーションが理解できなかったせいかなと思ったのですが、CAFで字幕つきでみてもあまり印象はかわりませんでした。相変わらず後を引くキャラクター・デザインです。

19 JAM (水江未来)
→日本の若手のミスター映画祭水江未来も二度目のコンペイン。『JAM』は本当に映画祭ウケがいいですね~! 個人的には名作『MODERN』を大画面で観たかったのですけれども。作家本人は日本での評価の低さを嘆いていたこの『JAM』ですが、小さな画面で観てもあまり伝わらないかもしれませんね。僕も大きな画面で観たことないですけど。宣伝です。水江未来作品集、広島にて先行発売しますよ!! 8/10のCALFイベントも来てね!

20冬至 The Winter Solstice (Xi Chen, Xu An)
→2009のアヌシーで観た気がする……思い出せない……新作がザグレブに入ってたと思いますが、観た人、どんな作品でしたか~?

21人生の叫び I Was Crying Out At Life. Or For It (Vergine Keaton)
→アヌシー2009で鮮烈な印象を残してくれた作品のひとつです。ラン・レイクやこの人の作品を観ていると、デジタル切り絵に新しいアニメーションの可能性を感じてしまうんですよ。この運動感とダイナミズムはまさしく良質なアニメーションのそれでしょう? 掛け値なしに「かっこいい」作品でもあります。

22ダイバーズ・イン・ザ・レインDivers In The Rain (Priit Pärn, Olga Pärn)
→来日中のパルン夫妻最新作。まだ誰も突っ込んできけてないですけど、この作品も『ガブリエラ』同様に前の奥さんの死が重要なモチーフになっているのではないでしょうか。『ガブリエラ』で夫と妻を隔てた横断歩道、物理的な距離以上に感じられるあの精神的な距離、とどきようのなさ。あのもどかしさと唖然とした気持ちがなんだかずっと続くような印象があるんです。なんでそんな作品に、美しさを感じてしまうんでしょう? パルン史上もっともストレートで、同時にもっともわからなくもある、とても不思議な作品。僕はまだこの作品の全貌がつかめません。それどころか、とっかかりさえも見いだせてないかも。

23ミッドナイト・ゲストThe Midnight Guests (Yulia Ruditskaya)
→クロクに参加した際に仲良くなりました(どうでもいい情報)。広島にも来ます。ノルシュテインらが作り、今ではミハイル・アルダシンとイワン・マクシーモフが主に教えているシャールの学生です。作品自体は、観たことある範囲でいえば、デジタル切り絵でしたが今回はどうなんでしょう。

24ザ・ツイン・ガールズ・オブ・サンセット・ストリート The twin girls of Sunset Street (Marc Riba, Anna Solanas)
→コンスタントに人形アニメーション作品を発表している二人組ですよね。作品は何本かどこかの機会で観たことある気がするんですが、あんまり覚えてないです。

25ビデオゲーム・ア・ループ・エクスペリメントVideogame a loop experiment (Donato Sansone)
→どこかで観たことあるんですが(ああ、アヌシーのパノラマだ)、なんだかまじめな人なんだろうな、と思った記憶があります。

26ゼロ Zero (Christopher Kezelos)
→素材感溢れる人形アニメーション。観たことないですけど。コンペ入選や受賞もそこそこしているようです。

27ドラックス・フラックス DRUX FLUX (Theodore Ushev)
→『タワー・バウアー』で映画祭シーンに一躍躍り出たセオドア・ウシェフ、今回の広島では二本がコンペイン。『ドラックス・フラックス』がアニメーションなのかといったら、そうじゃない気もしますけど、オタワで観ることできた3D版がこの作品は面白いんですよ。そういえば記者会見のときにディレクターの木下小夜子さんが3D上映プログラムを準備中と言ってましたが、結局やらないんでしょうかね。

28二羽のヤマウズラTwo Partidges (Jean-Luc Greco, Catherine Buffat)
→ちょっと調べたところフォリマージュ関連の方々みたいですね。スタジオのホームページ探ってたらレジーナ・ペッソアの新作が制作中って書いてあってちょっと興奮しました。

三日目に続きます。

土居

        2010-08-06        広島2010コンペプレビュー(1)

なんともう明後日から広島なんですね~!

前回かなり好評だったコンペ作品のプレビューを今回もしようと思います。
予習をするとしないとじゃ、楽しみ方が大違いです!

今日は初日と二日目のコンペについてチェック!

初日と二日目で、エントリは分けますね。

まず初日です。日本語題/英語題(原題ではなく)でいきます。


○一日目
01ロスト・アンド・ファウンド Lost and Found (Philip Hunt)
→子供向けテレビ作品として近年フェスティバルシーンを騒がせている作品です。アヌシー2009では最優秀テレビ作品、BAFTAアワード最優秀子供向け作品など大きな受賞が続けています。オリバー・ジェファーズ『まいごのペンギン』(邦訳あり)が原作だそうです。未見ですが、予告編を観るかぎり非常によくできた温かみのある3DCGなので期待しましょう。(ナレーションもあるし長いし期待でもしておかねば……)

02スリープ SLEEP (Claudius Gentinetta, Frank Braun)
→文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞『ケーブルカー』のコンビの新作です。

03わからないブタ In a pig's eye(和田淳)
→国内のシーンではもはやおなじみの芸大一期生修了制作を代表する作品が広島でもきちんとコンペインしました。先日パルン夫妻とお話ししたとき、『わからないブタ』は和田淳のネクストレベルだ、とおっしゃっていました。人々のズレ・不理解を許容するやさしい物語です。「アニメーションズ・フェスティバル2010」でも上映します。

04思考の列車 TRAIN OF THOUGHT (Leo Bridle, Ben Thomas)
→アヌシーの学生部門にノミネート。実写を用いた切り絵とペーパークラフトで作られたミニチュア・アニメーションです。

05タッチ TOUCH (Ferenc Cakó)
→砂絵アートの巨匠フェレンク・カーコの新作です。砂絵のライブパフォーマンスの方はすごいですよね。

06翼とオール Wings And Oars (Vladimir Leschiov)
→前回、前々回と連続で優秀賞を受賞している、広島に愛されているレスチョフ新作です。といっても去年のアヌシーでもすでに流れているのですが……今回は『つみきのいえ』をちょっと思わせなくもない色調で、愛と別れの話がノスタルジックに描かれます。日本で非常に受けそう。

07ムトー Muto (BLU)
→最近発表した新作も話題のグラフィティ・アニメーターBLUの出世作。日本でもすでに何度か観る機会がありましたし、もはやおなじみの存在といってもいいでしょう。とはいえほとんどの方はパソコン画面でしか観たことがないでしょうから、広島の大スクリーンでの体験はまた違った感覚を与えるんじゃないでしょうか。

08レーベンザーダー Lebensader (Angela Steffen)
→出た! これほんとに大画面で観たらびっくりしますよ。主要映画祭の学生部門の賞ハンターであり、残念ながら広島ではコンペインしていない今年の名作『愛と剽窃』(アンドレアス・ヒュカーデ)で中割を担当したアンジェラさんの恐るべき学生作品。ちなみにヒュカーデは学生時代に弟子にしてほしいと言ってきた彼女の申し出を断ったそうです。「本物のアーティストになってほしいからね」とのこと。生死はあざなえる縄のごとし。広島で観れない『愛と剽窃』は、「アニメーションズ・フェスティバル2010」にて!

09クラウズ,ハンズ Clouds, hands (Simone Massi)
→前々回の広島で木下蓮三賞受賞のシモーネ・マッシの新作です。今年のアヌシーのパノラマで観ました。(パノラマでまともな作品はこれと後述の『ファミリー・ポートレート』くらいだったかも……)決して派手ではないけれども良質な作品を継続的に作っているこういった作家さん(レスチョフも)を評価しつづけているのは、広島の良いところだと思われます。詩と記憶的変容。良作です。

10アトミック・ワールド ATOMIC WORLD (今津 良樹)
→ムサビの修了制作作品。去年のask映像祭で入選してもいました。現代的でポップなシュヴィッツゲーベルといった印象。初見の際、最初の30秒くらいで驚かされたものです。

11プディア Pudya (Sonya Kravtsova)
→2003年のA Musical Shopはオタワで賞を取るなど、隠れファンの多い作品だったようです。今回の作品がどうなのかわかりませんが、前回の広島で鮮烈な印象を残した『母と音楽』の製作スタジオのアニモースでよく作品を作っている人ですので、ある程度期待できるのでは。ノルシュテイン・インスパイア系だそう。

12ファミリー・ポートレイト A Family Portrait (Joseph Pierce)
→手描きぐにゃぐにゃロトスコープが人間の内面や人間同士の関係性を可視化します。オープニング&エンドクレジットのしょぼさには「?」ですが(スージー・テンプルトン現象?)、内容は折り紙つきに面白いです。記念写真を撮る家族の本性が暴かれていくさまは圧巻。

二日目はまたエントリを分けて!

土居

        2010-08-05        広島から辿る黄金コースそしてCALF

ご無沙汰です、土居です。たくさんつぶやいてますけど、ブログでまとまった記事を書く時間がないというのが現状です……
しかしそのあいだにアヌシーの記憶が薄れていき、そしてなんと、広島が今週末から……!!!!

ブログを書かざるをえないんですね。

まだここでは告知してませんでしたが、ご存知の方も多いと思いますけど、
僕、そして大山慶、和田淳、水江未来というアニメーション作家陣とでレーベルを立ち上げます。
その名も「CALF」。

これです!!

http://calf.jp/

僕のなかでは、「アニメーションズ・フェスティバル2010」と両輪になってます。
今までの短編アニメーションの世界は、どうも自閉的になっていました。
他の分野の人たちにはなかなか届きませんでしたよね。交流が起こりませんでしたよね。
その壁はそろそろぶちこわす時間ですし、
同時に、短編アニメーションの素晴らしい世界を他の分野の方々にも知ってもらう時間なんですよ。
そのためにはなんらかの「かたち」が必要なわけで、
それがCALFであり、アニメーションズ・フェスティバルなんです。
風通しを良くしたいんです。
正直なところ、正しい事ができているのかなんてわかりません。
でも、何が必要か、何をやるべきか、それって何かを実際にやってみて初めてわかるものだと思うんですよね。
なにかかたちにしてみると、思わぬ連鎖反応が起こったりするものなんです。

おっと、話が逸れた。
広島に行く方! こんなコースを辿ってはどうですか?

もちろん8/7~11は広島国際アニメーションフェスティバル
できるなら、6日から行きましょう。平和式典から。間に合わなければ灯籠流しだけでも。平和記念公園のあたりをぶらぶらと歩くだけで、なにかしら思うことはあるはずです。
会期中は、一般の方も参加できるパーティーが、僕の記憶が正しければ2日間あります。
そこで海外の作家さんたちと交流してもいいですし(OTISにいけばみんな溜まってますけどね)、
そう、10日のコンペ終了後にはCALFの立ち上げイベントがあります。

これです!
http://calf.jp/special/special001.html

CALF in 広島は8月10日(火)22:00-24:00までやります。
広島では流れない大山&和田&水江&トーチカ作品の上映、
PiKA PiKAのワークショップ(これ絶対楽しいから)
そしてCALFメンバーによるトークショー。盛りだくさんの2時間です。
終わったら朝まで飲みましょう。

さて次です。
広島が終わったからといってアニメーション行脚はまだ続くのです。
12日の夜にはマツダスタジアムで広島x阪神をみたりして、
13日の昼には甲子園に行ってみたりして、時間を潰して、

13日の夜は……?

これです。
http://www.priit-parn.com/
プリート・パルン特集上映があるんですね~しかもドキュメンタリーまで! 
13日夜にはパルン夫妻も来場ですよ!
very nice.

14日、15日と神戸での上映はつづきます。

そして夏休みの終わり、8/31には……おっと、ここから先はまだ言っちゃダメなんだった。
別にいいか。
8/31(火)はCALF設立イベントを座・高円寺2でやるんです。
上映もありますし(広島とは違う作品です)、PiKA PiKAワークショップもありますし(何度やっても楽しい)、実写短編作品の上映もやるんです。平林勇監督、真利子哲也監督の作品上映と、お二人をお招きしてのトーク。インディペンデント映画を作ることについて、熱い思いをぶつけあいます。

詳細は後日。

そうそう、二年前にやって好評だった広島コンペ作品プレビュー、コツコツと準備していたので、広島開催前に公開しますよ。鑑賞のご参考に。

それでは!

土居

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