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        2009-07-21        ノルシュテイン・スタジオ公式サイトオープン

ノルシュテインの公式サイトがオープンしたようです。
……といってもロシア語ですけれども。

ノルシュテイン・スタジオ公式サイト

ノルシュテインによる『草上の雪』についてのコメントなどあります。
今度暇があったら訳します。
個人的に目がとまったのは、ノルシュテインのバイオのページです。
アニメーター時代の作品についてはこれまであまりおおっぴらにしていなかったのですが、
(むしろ隠したがっていた節さえありました。昔質問したら機嫌が悪くなってしまいました。)
今回、バイオグラフィーにきちんと載せられています。
僕もまだ未見の幻の監督作品『子供とマッチ』(1970)の名前もさらっと載っています。
前からここにはあるんですけどね。

ノルシュテインに関しては、今年から来年にかけていろいろと噂がありますね。
良い噂ですけれども。
すべて本当ならいいんですが……

あ、あと今ask?にて「G9+1」展やってますね。25日までです。
27日からはask?映像祭もあります。

ラフなお知らせなどですいません。

土居
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        2009-07-19        「コンテンポラリー・アニメーション入門」第一回終了&ムロイについて雑感

コンテンポラリーアニメーション入門」第一回、無事終了しました。
お越しいただいたみなさま、どうもありがとうございます。

一回目から刺激的な題材を扱いまして、お越しいただいたみなさんそれぞれにいろいろな感想を持たれたのではないかと思います。

今日いらっしゃった方にしか通じない話をしてしまって申し訳ないのですが、
トークはざっくり分けると、
ムロイ作品における諷刺の有効性について、
ムロイ肯定派の山村さんと否定派のイランさんがディスカッションをするというかたちで進行したわけですが、
ムロイは本人も繰り返し発言しているように、賛否両論はっきりと分かれる作家なので、
それは小規模で再現されてよかったのではないでしょうか。

僕は配布資料にあんな作家論を載っけているくらいなので、当然肯定派なわけですが、
(来場なさってない方すいません、いつか本ホームページに再掲できればしたいと思います)
諷刺の有効性云々ということでいえば、
ムロイは間違いなく、なにかを無批判的に簡単に信じてしまう人間の本性自体に不信を抱いたうえで作品を作っているわけで、
表面的に彼の諷刺が無効に思えるのも、表面上は肯定的なものがないように見えるのも、
それゆえのことなのではないかと思います。
簡単に依って立てるようなところなどないのだ、という宣言なわけですから。
山村さんのコメントともつながってくるかと思いますが、AがダメだからBがいい、ということには決してならないのです。

むしろ、惰性や思い込みのうちにあっけなく形成されてしまう何かしらの立場をすべて否定する彼の態度は、極めてポジティブで極めて誠実であるように僕には思えます。ムロイが作品においてステロタイプとしてのキャラクターを多く用いるのも、滑稽なまでにあっけなく無批判的に形成されてしまう信念の形式を弄ぶことで相対化しようとせんがためのことです。

さらにプラスして言えば、ミッキーマウスやカウボーイなど彼の作品にアメリカのモチーフが多いのは、率直なアメリカ批判というよりは、現代性の象徴としてアメリカというステロタイプを用いているだけなのだと僕は思います。ムロイにとって大事なのは、個別名の後ろに隠れた骨組みであり原理です。そこにホワイトハウスが出てこようが、キリストが出てこようが、結局のところ大事なのは、そういった装いに隠された普遍的な何かなのです。
(余談ですが、パルンのステロタイプの用い方も同じようなものだと僕は思います。)

あと今日、改めて思ったのですが、ムロイの作品って、ほんとにバカらしいですね。
思わず吹き出してしまうことが多かったです。
もちろん褒め言葉ですけれども。
この純粋な強度は他のアニメーションにはなかなかもちえないものです。
モンタージュで語ることをいまだにできているのも素晴らしいです。

あと、『ザ・クリスティーズ』、全編通して観るとすごいんですよ。
ナレーションが多すぎるので内容すべてが理解できているとは思えませんが、
あんなミニマルな形式を用いているくせに、
最後には唖然としてしまうほどの壮大なスケールが現出するのです。
(ほんと、どこか日本で劇場公開してくれませんかね? DVD出したりしませんか?)

「コンテンポラリーアニメーション入門」、次回はクリス・ヒントン&マルコム・サザランドです。抽象アニメーションの現代です。そしてカナダです。こちらも面白い講座になること間違いなしです。また是非お越しください。お申し込みは9/5から。お早めに!

土居

        2009-07-08        ラーキン・チラシなど

本日「コンテンポラリーアニメーション入門」のリハーサルをやってきました。面白いイベントになりそうです。お申し込みなさった方はお楽しみに。まだの方は、残念ながらもう定員いっぱいになってしまったので、次回以降にお越しいただければと思います。

ところでライアン・ラーキン、チラシが完成して、すでに映画館に出回っています。
こんな感じです。

ryanflyer

素敵です。
右上にあるのは何でしょう……?

メディア露出も少しずつ始まっています。
トップバッターはなんと週刊現代訂正:週刊新潮でした)です(笑)。7/2号をご覧ください。
一部報道で少し話題になっている方が、今回のラーキン劇場公開について少し話をなさっています。

公式ブログでラーキン座談会などを取り上げていただきました。
前哨戦としてみなさんも読み返していただければ嬉しいです。

土居

        2009-07-03        批評にペトロフ論がアップされました&『私は猫ストーカー』公開

Animations本ページのCriticismページにですが、
松尾奈帆子さんによる「二重のアニマ アレクサンドル・ペトロフ『春のめざめ』」がアップされました。
力の入った文章です。新しい書き手の方を迎え入れることができて、嬉しい限りです。
しかもAnimationsの座談会などではボロクソに言われている作品をあえて取り上げていただいたわけで、その勇気に最大限の敬意を払いたいと思います(笑)。
まあそれは冗談として、僕自身は相変わらず近年のペトロフ作品には否定的な見方しかできませんけれども、
松尾さんの文章は、僕自身がとても否定的に見ている部分(ぶっちゃけていえば、青臭さとナイーブさだと思うのですが)をとても肯定的に捉えてらっしゃるので、その根本の部分の認識は実は結構同じです。なので僕としては非常に納得がいきました。
みなさんはどう思われますかね。
(Animationsではみなさまからのご投稿も相変わらず募集しております。)

ついでにですが、
明日7/4(土)からシネマート新宿を皮切りに『私は猫ストーカー』という映画が公開されますが、それに微力ながら協力させていただきました。
元Animationsの大山慶と和田淳を紹介しただけなのですけれども、
クレジットに名前を載せていただけました。
なぜこんな紹介をしているかというと、この映画、アニメーション・パートがあるのです。
これがまた非常にハイクオリティーのものに仕上がっております。紹介者として鼻が高いです。
映画自体も、とても良いものに仕上がっています。
監督の鈴木卓爾さんは今作で長編デビューですが、フェイバリット・ムービーの一本としてノルシュテイン『話の話』を挙げていらっしゃいます。配給のスローラーナーの代表の方も、打ち合わせの際、クレア・キッソン『 『話の話』の話――アニメーターの旅』[Amazon]を読んでるんだ、という話をなさっていました。
映画を観ていただければ、そのスピリットをしかと感じていただけると思います。
『話の話』が心にズンとくる方は特に必見です。
予告編をみると、どこにアニメーションが入ってくるのだろう、と思われるでしょうが、
そういったことも含めて、必見の映画だと思います。
ほんとに良い映画ですから。単なる猫映画ではありませんよ。

近々、もうひとつお知らせができそうです。
個人的にはラーキン劇場公開よりも驚きの展開です。
さあ、今月も忙しくなるぞ……
ちゃんとしたアヌシーレポとウロ・ピッコフのインタビューもはやくアップしたいですが、ね……

土居

        2009-07-01        なんとなんとマクラレンBOXまで……

先日出たばかりの岡本忠成全作品集にみなさん興奮なさっているところ申し訳ありませんが、
8月5日にはなんとさらにマクラレンまで出てしまうのですよ!

まだ詳細はわからないのですが、
海外ではリリース済みの、例の7枚組が元になっていることは確かです。
僕7枚組の方は持ってますけど、ドキュメンタリーやメイキング、本人による音声解説、解説ブックレットなんかが嬉しい反面、日本語訳がないことは少々不便に感じています。
ここらへんが全部収録されていると嬉しい……
定価は24000円と高いですが、5枚組ですから。
一生ものですよ。今年は広島もないし、夏の出費は迷うことなくここにつぎ込みましょう。

「DVD-BOX ノーマン・マクラレン マスターズ・エディション」[Amazon]

いちおう、一枚組の傑作選も出るみたいですけどね。

「ノーマン・マクラレン 傑作選」[Amazon]


そういえば、先日ラーキン上映のパンフレットのラフが上がってきたのですが、
これがまた素晴らしく綺麗な出来でして……
それについてはまた後日改めて。
公式ページが充実しはじめています。

あと、今年のイチオシ作家ドンくんの新作(かつ三部作の二作目)"i'm so proud of you"のDVDもプレオーダー始まってます。こちらは8月発売予定。148ページのプロダクション・ノート、35mmフィルムの切れ端、三部作一作目"everything will be ok"と同時オーダーで5ドル割引と特典も奮っています。彼のDVDは画質・音質が非常に良いです。シングルDVDですけど買って損なしですよ。まだ内容自体は観てないですけど。調子に乗って今年のオタワに行ってみようかと考え中です。(ドンくんのレトロスペクティブがあるので。フィルム上映で観たい!)

土居

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